奇才のアート
奇才は川柳に続き、美術品でも才能を見せてくれます。
入選作は一品1コーナーで展示されるのですが、奇才のアートは没後に評価されるので、その他多数コーナーに埋もれていました。
奇才の説明を聞くと、いつもながらに斬新なテーマを持った作品でした。
箱を使って動物を作るというテーマだったらしいのですが、入選作は箱の形を活かして動物を忠実に再現したり、毛糸を使ってフワフワな毛を作ったものでした。
しかし、奇才のテーマは学校の美術として優れたテーマではなく、"カバがおにぎりを食べている瞬間"を切り取ることだそうです。
たまごプリンの箱からインスピレーションを受けた奇才は、カバが大きな口で食べているところを斬新に切り取っています。
奇才の説明によると、おにぎりが口の間にきちんと固定された状態で、展示されていることに意義があるそうです。
奇才が"バッハ"なら、もっと斬新な"大バッハ"は未だに評価されていません。